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編む*寝る*縫う


アメリカ、シンシナティの暮らし
by eritsin69

仕事…すんの?>自分。

仕事…すんの?>自分。_c0066898_12352624.jpgくぅが来ることが決まってからすぐ、うちのアパートの3個となりの部屋に住んでいる、旦那さんの職場の人に、「もったいない、働いたほうがいい」と勧められました。その人は、今、人をほしがってるというところに私を紹介してくれました。まったくこっちで働くつもりはなかったので、かなりめんくらいましたが、「まぁ、英語がこれだけできなかったら面接で落ちちゃうだろう」と思いつつ今のボスとの面接に行きました。思ったとおり、まったく通じず。ボスは発音がきれいでゆっくり話してくれるので、理解できるにはできたのだけれど、言葉が出てこない。あの、千と千尋に”カオナシ”ってでてきますよね?あれ状態です。まったく内容がないまま面接は終わりました。前に日本でラボで働いていたので、履歴書はよくて、何日かしてオッケーの返事が。信じられない、、、。私がボスだったら絶対とらないと思うけど。でも、くぅの事をすっかり忘れてました。私にとって犬ははじめてだったし、トイレのしつけとか最初が肝心って言われるから、「こりゃ、仕事はできないな」と思い、ボスに話に行きました。
「子犬がもうすぐ来るから、何ヶ月かしないと働けない」と、今から思うとなんてわがままなことをしたんだと思いますが、そんなことを伝えました。もう犬のことで頭がいっぱいで、アメリカで働けるっていう貴重な体験はどうでもよくなってたんだと思う。「お前、クビじゃー!!」と怒鳴られると思ったら、「いいよ」とあっさり。
くぅが来てからというもの、1日中くぅをじーーーーと観察して、「トイレか?」とちょっと感じるとだだだーっとトイレへ連れていくのを繰り返すと、ほんと1週間くらいで覚えてくれました。この1週間、今考えると笑っちゃう。ベッドルームでパソコンしながら、部屋に閉じこもって、パソコンの画面を片方、くぅを片方の目で同時に見てを1日中やりました。
これで、まぁ、働きはじめるかな、と思ってました。初めての子犬を置いてはかなり心苦しかったですが、犬を飼うためにもお金は必要だし。そして、ある日、旦那さんが「ローラーブレードをやろう」と言い出して。私、スケートとかローラーブレードとかあまり好きじゃないんですよね。まぁ、ローラーブレードは、スケートよりもいいけど。景色を楽しんだりできるし。ニューヨークはローラーブレードで道を走ってる人が多くて、まぁ、憧れる気持ちもわかる。というわけで、2組購入。ほとんど乗り気じゃなくやりました、日曜日に。あれ、ほんとなかなか難しい。Riverside Parkを一回りしたところで嫌になっておなかもすいたので、「そろそろ脱ぐかな」と思って止まりました。脱ごうと思ったら、ぱたっと倒れた!!両手を道路についたんですが、右のひじに激痛が走って。ローラーブレードをやっと脱いで家に帰りました。ずーっと尋常じゃない痛みで、こらえるのに大変でした。旦那さんは、「打撲だよ」って言うし、「そうかも」とも思って。でも、耐え切れなくなって、Emregencyへ。診察してもらう前に、いろいろ質問されます。これを痛くて頭まわらないのに、答えるのがとんでもなく大変。そして、看護婦さんが私を個室へ連れて入り、「旦那さんは外に出てください」と言われ。「何されるんだ?なんか食われる?!」と思ってたら、なにやらいろいろ質問をされました。「今まで旦那さんに暴力をふるわれたことは?」「夫婦関係はうまくいってる?」などなど。このひじの怪我、家庭内暴力ではないかの質問だったのですね。アメリカって家庭内暴力多いっていいますよね。大急ぎで大きく首を横に振りました。旦那さん、、、暴力振るわれるように少しでも見られたのかな、、?やさしそうな顔をしてる人ほど豹変するって言うし。
やっと診察へ。お医者さんは若かった。レントゲンを見て、「ここにヒビがはいってるね」といわれ、ギブス。災難だ、すごく災難でした。家に帰って即効私のローラーブレードを家の奥ーーーの方にしまいました。見たくない、こんなの。だって、この安売りのローラーブレードのおかげで、Emerfgencyで1000ドル以上もかかった!!全部の治療費あわせてたら大損だ。ローラーブレードなんて大嫌いだぁ。スケートも、もうわしゃやらん!!
何日かして、Emergendyではなくて、ちゃんとした(?)お医者さんへ。レントゲンを見て、「ここ、折れてるね。」。というではありませんか。「えぇぇ?!この前の人が指したところと場所違うし、しかも折れてるってぇぇ。」と一瞬かたまりました。あの研修医風のやぶ医者ぁぁ。誤診しても大事にならないことで命拾いだなぁ、、と内心思いましたが、まぁ、誤診されたところで、果たして訴えれるのか?私達の英語で。まぁ、それはよかったとして、これで、またボスに、「骨が折れて、あと何ヶ月かしないと働けない」と話さなければいけないことに。ローラーブレードでとはやはりいえませんでした。今度こそクビだと思ってたら、「いいよ。お大事に」と。「実は面接受かったけど、私は全然必要ではないのでは?」と疑ったほど快い答え。
今、もう働き始めて3年弱。あの後も何度かわがまま言ってますが、こんなわがままを受け入れてくれるところはないと感謝感謝。がんばって働くぞぉ。でも、こっちの人って、こんなの小さいくらい、理不尽なこととか言うらしいし。とんでもないわがままでもなかった?いやいや、やっぱりがんばるかな。

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by eritsin69 | 2005-04-28 12:39 | 苦労
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